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2010年5月9日（日）
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＊トルコを訪問したシリアのアサド大統領が、イスラエルは「和平への準備が出来ておらず」中東和平に悪影響を及ぼしていると非難。トルコの和平交渉仲介を望むと語り、トルコも意欲を示した。(Y,H,P)

＊ＡＰ通信が入手した国際原子力機関の文書が、イスラエルの核開発に関する初めての査察を行う可能性を示唆。アラブ諸国が後押ししたとみられ、イランに注目していた西洋諸国には青天の霹靂。(Y,H,P)

＊ネタニヤフ首相は近い将来に自治政府との直接対話を望むと語ったが、以前からの「前提条件無し」の会談を要望。自治政府は間接交渉を受け入れたが、東エルサレムでの政府機関の建設を要求。(Y,H)

＊ガザからアシケロンの海岸へカッサムロケット砲が着弾。負傷者や被害は報告されていない。砲撃は１ヶ月ぶり。(Y,P)

＊エルサレム旧市街に関する対立の解決案を記した報告書がカナダ政府の後援でウィンザー大学から発表された。権限を与えられた第三者的監督官が０．９キロ四方の旧市街を監視するというもの。(H)

＊国会議員のエズラ氏が「０８年のガザ戦争時にシャリート兵士の居場所を割り出していれば、実力で解放できた」と語った。(Y,P)

＊シャバ農園で山羊１８５匹がイスラエル兵士により盗まれたと、レバノン政府が国連安保理に苦情を申し立て。(Y)

＊アシドドで刃物によって刺された２５歳の男性が発見された。病院に搬送された後死亡を確認。警察は事件として調査中。(P)

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2010年5月10日（月）
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＊米国務省が中東和平に関し声明を出し、イスラエルが東エルサレムの住宅建設を２年間停止することに合意したと発表。しかしエルサレム市長と首相側近は、そのような合意は無いと語った。(Y,H,P)

＊ウクライナでイエシバ（ユダヤ神学校）に通う２５歳の学生がヒトラーの誕生日に殺害された。首都郊外で発見された遺体は１０箇所で切断されており、反ユダヤ主義者の犯行の可能性も。(Y,H,P)

＊先週のタイムズスクエアのテロ未遂事件に、タリバンが関与しているとの見解を米司法長官がテレビで発表。(Y,P)

＊エルサレムの開発汚職「ホーリーランド問題」の主要人物ラビンが、５０万シケル（約１千万円）の釈放金を払い２０日間の自宅監禁へ。多額の贈賄に関与したとみられているが本人は容疑を否定。(Y,P)

＊先週放火とみられる火事によって被害を受けたモスクを、２４人のイスラエル人平和活動家が訪問。訪問はモスクの現状を実際に見ることと、放火がイスラエル全体の総意ではないことを示すため。(Y,P)

＊ベエルシバのエチオピア人の墓に鍵十字と「黒人に死を」というロシア語の落書き。犯人は不明。同地域では先週、幼稚園の教室がエチオピア系とその他に分かれていることに住民の抗議があった。(Y)

＊レバノンで１０トンのフムス（豆料理）が作られ、イスラエルの記録を破った。レバノンはフムスが自国の伝統料理だと主張。(P)

＊舞台芸術家のシューリ・ランド氏が「世俗派と宗教派をつなげるには文化が鍵だ」と語り、音楽でユダヤ教を広める活動。(P)

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2010年5月11日（火）
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＊イスラエルの経済協力開発機構への加盟が承認された。「イスラエルの経済的、技術的能力が認められ、国際的地位を得た」とネタニヤフ首相。外貨投資や社会経済の促進が期待される。(P,Y,H)

＊旧ソビエトの戦勝６５周年記念でペレス大統領がモスクワを訪問中。ヨーロッパ諸国は米国兵士の援助を受けてナチスドイツと戦ったが「イスラエルは自分たちだけで戦い抜いた」と語った。(P,Y)

＊バラク国防相が、和平合意に対する政府の決意を再度示すため、独自の新外交策を米国に提示すべきだと労働党大会で語った。(P,H)

＊イスラエルの核保有非公表を黙認している国際原子力機関の現行姿勢に変更は無いだろう、と同機関の関係者が語った。(H)

＊シンベトがスパイ容疑のアラブ系市民の政治家２名の逮捕を公表。ヒズボラと接触した容疑。ハイファでアラブ系市民ら約３００人が抗議集会を行った。アラブ系国会議員も参加。(P,Y)

＊イスラエル海軍のガザ封鎖に対し、６隻の船隊よる過去最大の抗議運動実施計画。キプロス共和国を５月末に出航しガザ地区沿岸を目指す。搭乗５００人の中にはトルコやギリシャの国会議員も。(P)

＊月曜夜、超正統派２００人がエルサレムで暴動。ごみ箱への放火、道路封鎖、警官への投石を行い３人が拘留された。２年前に暴動を起こした首謀者が、最近帰国し逮捕されたのが暴動の原因。(P,Y)

＊中央統計局の発表によると、エルサレム人口７７万のうち、ユダヤ教徒は６３％、イスラム教徒３４％、キリスト教徒約２％。２０歳以上のユダヤ人の３０％が「超正統派」、２１％が「世俗派」。(Y)

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